白内障日帰り手術
白内障とは・・・
cataract加齢、糖尿病、外傷やアトピー性皮膚炎などにより、水晶体(レンズ)が混濁し、目の奥に光が届きにくくなる状態をいいます。症状は水晶体の混濁の程度により差がありますが、段々と物がかすんで見えずらくなっていきます。

白内障はお薬(点眼薬や内服薬)で治すことができないため、視力低下の症状が進行して日常生活に不自由を感じてきた場合には、手術が必要になってまいります。
術後の見え方・・・ 
視力低下の原因が、すべて白内障によるものであれば、手術によりほぼ100%の視力改善が得られます。しかし神経(視神経症、緑内障etc)や角膜(トラコーマなどによる角膜混濁など)眼底(眼底出血、網膜剥離など)の病気の合併症を併せもつ場合には、その合併症の程度によっては良好な視力改善が得られない場合もあります。

白内障の手術は屈折矯正の手術でもあり、挿入する眼内レンズの度数によって、遠視や近視の矯正を同時に行うことができます。これは手術前に担当医師と相談し、眼鏡なしでどのくらいのところにピントを合わせるかを決定します。ただし白内障手術にて基本的に乱視の矯正はできません。

眼鏡なしで遠くが見えるようになりたいという人でも、もとからある乱視はほとんど変わらないため、もとの乱視の程度によっては、術後も乱視矯正の眼鏡は必要になります。現在、眼内レンズの種類には、ポリメチルメタクリレート(PMMA)のようなプラスチック製のものや、シリコン、アクリル製のものが多く使用されています。当院では主にアクリルレンズを使用いたします。

麻酔は白内障合併症などで、少し時間がかかる場合には局所麻酔薬の注射を行ってから始めますが、普通の単純な白内障の場合には、点眼麻酔のみでおこないます。痛みはほとんど感じません。

術後、手術前に使用していた眼鏡はまず合わなくなっています。眼鏡は必要に応じ、約2ヶ月後に作製いたします。2ヶ月間はまだ視力(屈折)が不安定で、眼鏡を作ってもすぐに度数が変わってしまう可能性があるため、屈折が安定したところで作製します。お車の運転がお仕事のかたなどは、眼鏡作製まで2ヶ月も待っていられないと思われますので、この場合は術後早期に仮の度数の眼鏡を作製いたします。
注意事項・・・
1.手術に際し、抗血液凝固薬や抗血小板薬など、血液が固まりにくくなるお薬を内服されている方は、基本的に手術前より内服を中止していただきます(各科主治医に相談の上)。出血傾向により、術中に思わぬ合併症が生じる場合があります。内服中止を忘れてしまった場合、術式によっては手術が延期となることがあります。

2.手術はやってしまえばそれで終わりというわけではありません。術後数ヶ月は経過観察のため通院が必要です。当院での手術は、あくまでも術後通院が可能な方を対象とさせていただいてます。当院通院でなくてもかまいませんが、その際には紹介状をお書きします。

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